2016遊水地ふれあいトライアスロン大会レースレポート
(兼群馬県トライアスロン選手権)

日  時:2016年5月15日(日)
場  所:群馬県渡良瀬遊水地
競技距離:S1.5㎞ B40㎞ R10㎞
天  候:曇り後晴れ

結  果:1位 佐藤 謙太郎(東京都)1:58:18
     2位 竹内 鉄平 (愛知県)2:01;59 S 21:07(1位)B1:02:07(1位)R 38:51(8位) 
     3位 長谷川 健 (山形県)2:04:54 

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今回のレースは、併設の日本学生スプリングトライアスロン大会に出場する南山大学トライアスロン部の引率と、3週間後に迫った東海ブロック選手権に向けて、刺激入れトレーニングと現状把握、課題を明らかにするために出場した。

出身校である南山大学トライアスロン部のコーチとなって約半年。就任当初は部の方向性も練習も個々バラバラで、まったくまとまっていない状況であった。体育会に加盟してこれはまずいと、何度かミーティングを行い、まずは一人一人にトライアスロンに取り組む目的・目標を明確にさせ、意識改革。それと同時に社会人の基本である報告・連絡・相談を徹底するところからスタート。また、あすたま名古屋校の朝スイムにできる限り参加するようにさせた。何よりも、やるからにはガチでやれ!何のためにやってるんだ?る気のある人間だけが部に残れ!と伝えた。徐々に主将を中心にまとまりをみせはじめ、それと同時に個々のパフォーマンスも少しずつではあるが向上し始めた。ようやく部としてのスタートラインに立ったところで競技レベルは「ど素人」レベルではあるが、新生南山大学トライアスロン部の、記念すべき一戦目がこの大会となった。


大学まで学生を迎えに行き、あすたま号に乗せ、群馬に向けて出発。途中の駿河湾沼津SAにて休憩&お茶畑を30分ほどJog。長時間の車での移動時は途中の休憩時に軽く体を動かし、むくみを取っておくことが大切!

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会場について、すぐにバイクコースを試走。フラットの高速コースだ。
競技説明会に出席し、宿に向かう。

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宿泊先は茨城県古河駅前。銭湯で疲れを癒す。
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大会当日。

スタート前にマークしていたのは山形県の長谷川健選手と群馬県の雄、佐藤謙太郎選手。佐藤選手は教員をしながら現役を続けており、昨年のアジアカップ村上大会(エリート)で20位に入っている(自分は27位)。

スイムは渡良瀬遊水地の溜め池を泳ぐ750m×2周回。スタートしてすぐに先頭に抜け出す。リラックスして泳ぐことを心がける。ブイを回ったところで、後ろをぴたりとマークされていることに気づくが、そのまま先頭で泳ぎ続ける。2周目に入り周回遅れの選手をうまく抜かしながら、後ろを引き離そうとするが、後ろも離れずについてくる。そのままトップで上陸。ほぼ同時に佐藤選手も上陸。その後ろは1分くらい離したようだ。

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トランジションに先頭で入るが、ウェットスーツを脱ぐのに少し手間取り佐藤選手に先行される。ここはすぐに追いつきたいところだ。しかし、思ったように差がつまらない。逆に開いている気がする。強い...な。アップの時に感じたが、バイクの調子はいまいち。バイクは10㎞×4周回のフラット高速コース。1周回を終えた時点で20秒差。2周目からは周回を遅れの選手も混ざってくるので、先導バイクを目印に見失わないように走る。

2周回目に入ると少しずつであるが差がつまり始める。よしよし。2周(20㎞)を終えた時点で10秒差。射程距離に入り、ようやく走りにリズムが出てきた。後続のハセケン選手との差も広がっていることを確認する。3周目に入って追いついてから少し様子を見て一呼吸置いた後、一気に追い抜く。しばらく後ろを伺いながらペースをキープするが、引き離すことはできない。給水をするためペースを落として一旦佐藤選手を先行させて、もう一度アタックをかけるが、食らいついてくる。引き離すことを諦め、あとは淡々とペースが落ちないようにバイクフィニッシュまで先頭をひた走る。

バイクトランジションに先頭で入り、ラックにバイクをかけようとしたところ、勢い余ってバイクラックとともに前方へ転倒!いてーーー!すぐにバイクラックを起そうとするが、バイクラックは何本も連結されているので、そう簡単に起すことができない。見かねた審判員が協力して起こしてくれた。そんなこんなしてる間に、佐藤選手は遥か前方に...。やっちまった!30秒くらいロスした。

ランは5㎞を2周回。後続はかなり差があるようなので、突っ込みすぎないようにペース(ピッチ)を刻む。ランを一番得意とする佐藤選手(本人談)は見る見るうちに小さくなっていく。自分も走れていないわけではないが、まだまだ切れのある走りには程遠い。それでも2周目に入り、少しずつではあるがリズムが出てきた。練習のつもりで次につなげるためにもラストまでしっかりと追い込む。ビルドアップして2位でフィニッシュ。最低目標ラインに設定した2時間2分は切ることができたが、満足のいくタイムではなかった。ノンドラとはいえ、この高速コースで2時間は切れないようではいかん!

副賞はトマト!優勝はサトケン!3位はハセケン!
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7位と総合表彰台まであと少しだった阿間見さんと、応援に駆けつけてくれたしまじろうと。
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決戦の東海ブロック選手権まであと3週間。課題はバイクとランの前半。早くよいリズムで走れるように切り替えに慣れること。あとはトランジションでの凡ミスをしないこと。今回は少し慌てすぎた。確実に失敗せずに一つ一つの動作をこなすことがまずは重要。スイムもあと30秒はタイムを上げておきたい。

南山大学トライアスロン部勢は、3年の権田が健闘を見せ、2:03:12でオープン学生の部で11位に。ランラップは余裕で負けた!105位に主将の市川(3年)、143位に田中(3年)151位近藤(3年)、164位坂上(4年)と関東勢の壁の前に完敗したが、まずは力の差を知ることが大切。レース後はすぐに振り返りのレポートを提出、1か月後の蒲郡大会までに今回の課題・ミスを修正するようにと指導した。失敗を悔やむのではなく、反省なくして成長はない。

帰りは中央道で。諏訪湖SAのハイウェイ温泉に入る。やはり温泉は疲れが取れる!
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